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2024.11.28
地域資源発掘-名古屋学院大現地フィールドワーク
「あいちの⼭⾥ ⼤学⽣による地域資源磨き上げ⼤作戦︕」
名古屋学院⼤学の岡本純ゼミ・松本義宏基礎セミナーの学生が現地フィールドワークへ。
三河⼭間地域(あいちの⼭⾥)(※)の魅⼒を知ってもらい、そこに住む⼈々と継続的に多様な形で関わる「関係⼈⼝」を、単にその⼈数を増やすだけではなく、当該地域との関わりや思いを強め、地域との関わりしろをつくることを⽬的として愛知県が進めている「あいちの⼭⾥関係⼈⼝拡⼤事業」。2024年度も、その⼀環として⼤学⽣があいちの⼭⾥の地域資源を若者⽬線で発掘し、地域のファンを増やすための魅⼒的な商品アイデアとして提案する、あいちの⼭⾥地域資源発掘プロジェクト「あいちの⼭⾥ ⼤学⽣による地域資源磨き上げ⼤作戦︕」を実施しています。
この度、学⽣が地域を周遊しながら地域資源を発掘するフィールドワークツアーとして、名古屋学院大学経営学部教員の岡本純ゼミに所属する学生、松本義宏基礎セミナーに所属する学生たち33 名がA,B,Cの3チームに分かれ、あいちの山里を巡りました。
※「三河⼭間地域(あいちの⼭⾥)」は、岡崎市(額⽥地区)、豊⽥市(旭、⾜助、稲武、⼩原、下⼭、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村を指します。
■第⼀弾/8⽉25⽇(⽇)・26⽇(⽉)はAチーム(新城市・設楽町)
A チームがフィールドワーク先として訪問したのは新城市と設楽町。⼀つ⽬の体験は、通称「ナイアガラの滝」と呼ばれる⻑篠堰堤余⽔吐の見学です。圧倒的な迫⼒の滝を前に学⽣たちは、「来たからこそ、このすごさがわかる︕」と現地へ赴くことの意義を感じたようです。続いて奥三河総合センターでは後藤事務⻑からのレクチャーを受け、すでに⾏われている施策や、そのうえでの課題などをお聞きしました。
午後からは「遊べる花屋」「⽥峰観⾳」で⾒学やレクチャーを受け、四⾕千枚⽥へ。あいにくの天気でしたが、その壮⼤さは感じられました。既に地域活性化に挑戦している⽅々から、その難しさとやりがいをお聞きして、学⽣たちの顔つきが変わった初⽇となりました。
翌⽇は設楽原歴史資料館や、こんたく⻑篠、鳳来寺⼭⾃然科学博物館、旧⾨谷⼩学校で、それぞれレクチャーを受けます。学⽣たちからは「歴史好きに知ってもらえれば楽しめそう」「⾃然も、景⾊としてだけでなく、資源になりえる」といった感想を聞くことができました。その後、湯⾕園地を経て、道の駅もっくる新城を見学。たくさんの⽅からのレクチャーで、地域課題の現状を知ることができました。
■第⼆弾/9⽉11⽇(⽔)・12⽇(⽊)はCチーム(東栄町・豊根村)
フィールドワークの第⼆弾は東栄町・豊根村を訪れたC チーム。東栄町の伝統的なお祭りである花まつりなど地域資源についてのレクチャーから⾏程は始まりました。続いては、事前研修にて豊根村役場の⽅から活性化への期待が語られた「湯〜らんどパルとよね」へ。管理⼈の⾦⽥様から現状についてお聞きしました。学⽣たちは事前準備も徹底しており、数多くの質問が出た、活気ある時間となりました。
その後、茶⾅⼭⾼原の見学を経て、豊根村が地域資源として⼒を⼊れており、卵がキャビアとして重宝されているチウザメの養殖についてのレクチャーを受け宿泊施設へ。野⽣動物がすぐ近くで⾒られるナイトサファリも体験しました。
2 ⽇⽬はチョウザメの⽣けす⾒学から、とみやま来富館でのレクチャーを受けた後に、東栄町へ移動し、⾃転⾞で散策するツアーである、「ぽたび」を体験しました。
その後は、ワーケーションなどにも利⽤される宿泊施設「Hoo!Hoo!」を⾒学。お話もお聞きすることができ、地域活性化や地域資源の磨き上げについて、簡単ではない側⾯とともに、地域にもたらすプラスの効果について知ることができ、学⽣のモチベーションアップにつながったようです。学⽣たちは体験とレクチャーによって、現地の雰囲気を⼤いに味わいました。
■第三弾/9⽉16⽇(⽉祝)・17⽇(⽕)はBチーム(岡崎市・豊⽥市)
フィールドワーク第三弾として、岡崎市・豊⽥市を巡るB チーム。初⽇は岡崎市の「くらがり渓⾕」から「ぬかた体験村」へ。地域資源磨き上げの成功例ともいえる、おかざきかき氷街道の、仙⽔を使ったかき氷の試⾷とともに、担当者の⽅よりレクチャーを受けました。昼⾷は男川やなで鮎つかみ体験とバーベキュー。学⽣たちの笑顔があふれ、体験の楽しさを実感できる時間となりました。午後からは、ウッドデザインパークへ。⻄川マネージャーよりレクチャーを受けました。
その後は、額⽥のエキサイティング古⺠家Room035 のオーナーである春⽇井さん、夜は宿泊施設にて、猟師でジビエ料理も提供する⼭⾥カフェMui の清⽔さん、築200 年の古⺠家を利⽤して⺠泊、レンタルスペース、ハウススタジオとして提供している北⼩⽥の家の荒川さんにレクチャーしていただきました。
2 ⽇⽬は、トヨタケ⼯業の横⽥社⻑からマウンテンバイクを活⽤した地域資源の磨き上げのレクチャーを受け、午後は、⼈、地域、企業をつなぎ豊⽥市の課題解決をサポートしている、おいでん・さんそんセンターの⼾⽥代表理事より地域課題や事業内容についてご紹介いただきました。その後、紅葉の名所であり重要伝統的建造物群保存地区に指定されている⾹嵐渓にて街並みと紅葉を⾒学して、帰路につきました。
3 チームのフィールドワークが無事に終了。その後は名古屋学院⼤学の岡本純先⽣、松本義宏先⽣のアドバイスのもと、学⽣たちは11 ⽉30 ⽇(⼟)に予定されている成果発表会に向けて、商品アイデアやサービスの開発など、地域資源磨き上げによる企画の⽴案に取り組んでいきます。