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2023.09.23

あいちの山里 地域資源発掘プロジェクト 名古屋学院大学Bチーム

「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦!」
第二弾も名古屋学院大学・岡本純ゼミを中心としたメンバーが、岡崎市と豊田市の山間部へ。

 

三河山間地域(あいちの山里)()の魅力を知ってもらい、地域のファンとなってもらうことを目的とした「あいちの山里関係人口拡大事業」の一環として、大学生があいちの山里の地域資源を若者目線で発掘し、地域のファンを増やすための魅力的な商品アイデアとして提案する、あいちの山里資源発掘プロジェクト「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦!」

フィールドワークツアー第二弾は名古屋学院大学商学部の岡本純先生のゼミ生を中心とした学生たち13名がBチームとして829日(火)・30日(水)の2日間、岡本純先生、松本義宏先生とともに、愛知県岡崎市山間部、豊田市山間部の2市を巡りました。

※「三河山間地域(あいちの山里)」は、岡崎市(額田地区)、豊田市(旭、足助、稲武、小原、下山、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村を指します。

 

フィールドワークツアー第一弾の様子はこちら>>

 

1日目は豊田市の4地区を巡る目まぐるしい日に

名古屋駅を出発して、最初に向かったのは、豊田市の小原地区にある「小原和紙体験館・美術館」。小原和紙についてのレクチャーを受けた後、同館で提供している体験メニューである「うちわ作り」をしました。「色和紙をすき、模様をつけ乾燥させる」、「乾いた和紙を型にそって切り取る」、「竹の骨に丁寧に貼って仕上げる」という3つの工程を実際に体験した学生たちから出たのは一様に「おもしろい!」との声。自分の作業に没頭する時間、仲間と話しながら楽しむ時間の良さを肌で感じたようです。乾燥するのを待っている間に、ミニライトづくりを追加で体験したメンバーも。満喫したことが伝わってきました。

 

「料理・旅館 品野屋」で昼食後、豊田市旭地区にある、廃校を利用した地域の新しい拠り所「つくラッセル」へ。地域活性化が実際にどのように行われているか、苦労話を交えながらお話いただきました。

 

続いて足助地区にある「北小田の家」へ。築200年の古民家を改装した民泊・レンタルスペースです。この場所を借りてレクチャーしてくださったのは、「山里カフェMui」のオーナーであり、猟師の清水潤子さん。猟師に会うのは初めてですか?という投げかけから始まったお話は、日本の食事情、ジビエに関わる様々なルール、そして狩猟した命をいただくために開設したカフェについて。ジビエの試食タイムもあり、レクチャー後には学生たちからの質問が止まらないほど、ジビエをテーマにした地域課題に関心を持ったようです。

 

「北小田の家」のオーナーである荒川偉洋子さんからもお話をお聞きし、宿泊場所である稲武地区の岡田屋へ。Aチームと同じく、学生がグループに分かれて本日の振り返りと明日の準備をテーマにディスカッションを実施。その後も時間を惜しむように多くのメンバーが会場に残って話すなど、熱気のこもった一日になりました。

 

2日目は自由散策からスタートして岡崎市額田地区へ。

2日目は、学生からの要望が多かった「大井平公園」周辺の散策から行程がスタート。吊り橋や展望台からの景色、河原に降りての現地確認など、1時間ほど周辺をまわりました。学生たちは公園にいた地域の方にもお話をお聞きするなど、積極的に活動を進めていきました。

その後は2班に分かれ、世界的にも珍しい二段式揚水発電所のある「黒田ダム」と紅葉が有名な「タカドヤ湿地」の見学と、三河地区初の足湯カフェ「グローティールイナブ」の体験に分かれました。思い思いの場所で、班ごとに写真を撮りながら、話し合いをしながらの時間で、「今後の提案に活かせそう」という感想が出ていました。

 

「道の駅どんぐりの里いなぶ」で見学&買い物をした学生たちは、昼食とレクチャーを兼ねて「香嵐渓一の谷」へ。ここでは、地域ブランディングディレクターの椿美結さんからこの地域のブランディングについてレクチャーを受けました。施設の説明から、地域の特性、椿さんが取り組んでいる地域活性化の具体策などをお聞きし、その考え方がとても参考になったようです。

  

 

その後、岡崎市額田地区に移動し、「蔵Café 一合」を運営する、柴田酒造場の副社長、柴田佑紀さんから、自身の酒蔵で使っている神水を活用したブランディングについてのレクチャーと、ドリンク&スイーツの提供がありました。柴田さんからは海外への輸出についてのお話もあり、学生にとっては地域産品の可能性が大きく膨らむ学びとなりました。

 

Aチーム、Bチームのフィールドワークが無事に終了。ここからは名古屋学院大学の岡本純先生、松本義宏先生のもと、学生たちは成果発表会に向けて商品アイデアの企画立案に取り組んでいきます。